都立中高一貫校の適性検査とは?求められる能力とは?

全般

都立中高一貫校に入学するためには、2月に行われる適性検査と小学校に作成してもらう報告書総合点で、上から定員数内に入ることが必要です。

一般的に「入試」と呼ばれているものが都立中学の「適性検査」です。

この記事では、都立で実施される適性検査がどのようなものなのかをお伝えします。

適性検査の概要

都立の適性検査は3つのパートⅠ,Ⅱ,Ⅲに分かれています(学校によってはⅢはありません)。

1つにつき45分間の筆記型テストですが、「国語」「算数」などと科目で分かれてはいません

2014年度までは、それぞれの学校ですべての問題を作成していたのですが、2015年度からは、適性検査Ⅰ・Ⅱに関しては、東京都共同問題というベースとなる問題が作成されることになりました。

その東京都共同問題を、そのまま全部は使わずに、各校が一部を差し替えてオリジナル問題を出題することで、それぞれの学校の特色を出しています

また、Ⅲを追加作成して実施する学校もあります

それぞれの学校の適性検査は、次の表のようになっています。

学校名 適性検査Ⅰ 適性検査Ⅱ 適性検査Ⅲ
作文 大問1(算数) 大問2(社会) 大問3(理科) 理系大問2題
立川国際 独自 共同 共同 共同 なし
南多摩 独自 なし
三鷹 独自 独自 共同 共同 なし
桜修館 独自 独自 なし
白鷗 独自 共同 独自
大泉 共同 共同 共同 共同 独自
富士 独自
両国 独自
小石川 独自 独自
武蔵 独自 独自

それぞれの学校が作成した独自問題に注目すると、難易度どのような能力を重視したいかがわかります。

検査内容の大きな特徴としては、一般的な私立中学の問題と異なり、知識を問う問題がないことが挙げられます。(他県の公立中高一貫などでは知識を問う学校もあります)

いわゆる暗記系問題がありません

また、選択肢型問題がなく、自分で答えを書かなくてはならないことも大きな特徴と言えます。答えだけでなく根拠や求め方などまで書く記述式の解答も多いです。

適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲそれぞれの概要

次に、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲそれぞれについて、みていきましょう。

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰは、文章の読み取りと作文です。

近年のパターンとしては、まあまあ長い2つの文章(1500~2000字程度 ×2)を読んでから、1~3問の小問に答え、400~440字の作文を書きます。

文章を読む力、書く力が必要です。

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱは、大問3問で算数・社会・理科の分野の問題です。

長い説明や会話文を読みとったり、たくさんのグラフや写真などの資料を見て分析したりして、問いに答える問題です。

問題集などでは便宜的に算数、社会、理科と分類してはいますが、社会で計算問題が出されたり、それぞれの問題が長い会話文で構成されてるので国語の読み取り能力が必要だったり、教科内の能力にとどまらない複合的な問題といえます。記述式の解答も多いので適性検査Ⅰと同じく、文章構築力も試されます。

適性検査Ⅲ

適性検査Ⅲは、上の表からもわかるように、学校によっては実施されません。理系問題が多く、基本的にはⅡと同じ形式ですが1つの大問が長く、じっくり考えさせる問題が多い傾向です。

適性検査で求められる能力

適性検査では、次のような力が試されます。

適性検査で必要となる力
  • 長文を読みとる読解力
  • 自分の言いたいことを伝える文章構築力
  • 細かい条件を見逃さない注意力
  • 条件に合った答えを考える思考力
  • 桁数の多い計算に対応できる計算力
  • グラフや表を正しく読み取る分析力
  • 立体図形をイメージして考えられる空間認識力

全然まとまっていない!というか、小学6年生に求めすぎ、ですよね…

正直大人が解いても、計算ミスや不注意による条件の見落としなどにより満点はなかなかとれません。

まとめ

以上が適性検査の概要です。

都立中高一貫校の適性検査がどのようなものなのか、お分かりいただけたでしょうか。

適性検査ってどんな検査?という疑問に答えられていたら嬉しいです。

抽象的過ぎてあまりピンと来ない、という方は、ぜひ勉強法の違いについての記事をお読みください。

内容についてもう少し詳しく解説したいと思います。(適性検査と教科型試験の勉強法の違いについて:現在作成中)

最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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