都立中高一貫校・塾なし受検に向いている子とは?塾なし受検のメリット・デメリット

全般

塾なしでも都立受検は挑戦できます。が、誰もに向いているわけではありません。

塾に通った方がうまくいく家庭もあります。

この記事では、どのような家庭が塾なし受検に向いているかどうかについて、私が考えたことをお話したいと思います。

塾とはトレーニングジムのようなもの

塾なし受検のイメージを伝えるために、塾をダイエット時のトレーニングジムに例えてみるとわかりやすいかもしれません。

トレーニングジムはお金を払えばメソッドを教えてくれます。食事管理や生活習慣のプログラムも与えてくれます。ジムではその方針に沿って道具を使って効率的に運動できます。

けれど、ジムに通いさえすれば、ダイエットが成功するわけではありません。家でも生活習慣に気を付けるなどの努力が必要です。

一方、現在ではYouTubeなどの解説動画もあり、簡単な器具なら購入することも可能なので、それらを使って、家でのトレーニングを続けるだけでダイエットできる人もいます。

トレーナーの指導や一緒にトレーニングをしている仲間の存在が力になるとういう方にとっては、ジムに通った方が続けやすいかもしれませんが、ジムに出かけていくのが面倒と感じたり、好きな時間にいつでもトレーニングしたいと考える方にとっては家の方がいいかもしれません。

家でも続けようという意志さえあれば続けることができます。

どちらにしても、運動する&必要以上に食べないことが大切なのです。

受検も同じです。塾に行こうが行くまいが、最も大切なのは勉強し続けることです。

ジムの場合は、お金を払っているから続けなければもったいないという気持ちを原動力に頑張れるという人も多いですが、受検の場合は、お金を払っているのは保護者で、頑張るのは子どもなので、その考えは通用しないことが多いです…

塾と家庭での学習の違い

塾と家庭での学習の違いは大きく分けて2つあると思います。

熟と家庭学習の違い
  • 子供に提供する教材や指導の質の差
  • 学習環境の差

です。この2つについてそれぞれみていきましょう。

子供に提供する教材や指導の質の差

塾はそれぞれ専門家が集まり、多くの経験や情報を集めてお金をかけているプロなので、もちろん教材や指導は素晴らしいものだと思います。

けれども、通信教育、問題集を利用し、保護者がサポートすればそれなりには埋めることができます。それどころか、場合によっては、教室で1人の先生が一度に何人も教えている塾よりも1対1で教えている分、苦手な箇所を重点的に教えられるわからないときはいつでも教えられるとメリットになることもあります。

通信教育や問題集もしっかりと考えて作られています。通信教育はカリキュラムやモデルスケジュールも提供してくれるので学習計画もわざわざ考える必要がありません。また、いっても小学生の勉強なので、難しい問題でも解答解説を見れば保護者がわからないことはないと思います。もし分からないことがあったり、教え方に迷ったときなどは、YouTubeなどの動画サイトが心強い味方です。(わかりやすい説明動画に私も助けてもらいました。)

1番の大事なことは子どもがしっかりと取り組むか、です。

そして、そのために何よりも必要なのは、子どもの学ぼうとする意欲、です。

これは、塾で学習させても同じです。学ぶ気がなければただ通っているだけで、先生の話も頭に入ってはいません。

学習環境の差

真剣に授業を受けている友達に囲まれて、先生に監視されながら、学習道具のみがある環境で勉強する塾と比べると、どんなに整った家庭であっても、家庭での環境は勉強するには向いてないと言えるでしょう。

誘惑(漫画やゲームやテレビ、布団)、騒音(兄弟が幼い場合など)に負けずに勉強するとなると、強い意志が必要です。

個人的にはこちらの違いの方が対処が難しい、と思います。

我が家でも、時間を計って過去問に取り組んでいた直前期は精神的に焦る時期でもあり、下の子たちの立てる騒音に敏感になり、お互いに可哀そうでした。

これに対してできることは、部屋を整えたり、下の子を静かに遊ばせたり外に連れ出したり、耳栓を購入したり、小さな工夫を重ねるしかありません

コロナ禍でなければ図書館の自習室などの利用も考えてみるとよいかもしれません。

子どもが家で学習に集中できるかは家庭によってそれぞれだと思うので、実際に学習してお家環境でその子が集中して取り組めるかどうか試してみるのがおすすめです。

塾なし受検のメリット・デメリット

我が家は塾なしで受検しようと考え、実際にそうしたのですが、誰にとっても塾に入らないことが良いことではありません。

ここで、塾なし学習の良い点、悪い点をまとめてみようと思います。

メリット

主なメリット
  • お金がかからない
  • 時間のやりくりが自由なので、習い事も続けられる
  • そのときそのときで、子どもに合った勉強を選ぶことができる

その他にも

  • 通塾の時間がかからない
  • 保護者が子の習熟度を把握できる
  • 周りの意見に流されずにすむ
  • 途中で様子を見て気軽にやめることもできる
  • 一緒に学習計画を立てる作業をすることで、子どもも学習計画の立て方を学べる
  • 直前期に塾での感染症リスクがない
  • うまくいけば子どもとの絆が深まる
  • 保護者も一緒に学べる

などがあげられます。

デメリット

主なデメリット
  • 保護者の負担が大きい
  • 勉強法が正しいか常に不安
  • 自分から得ようとしないと学校情報や入試情報が得られない
  • 子どものモチベーションを保つのが難しい
  • 自分たちの意志次第でやめることが可能なのですぐにやめたくなる
  • 環境によっては集中できない(下の子がうるさいなど)
  • うまくいかなければ子どもとの関係に亀裂が入ることもある

などです。メリットとデメリットは表裏一体、とらえ方次第な面も多いですね。

塾なし受検に向いている子とは?

以上を踏まえて、塾なし受検に向いている子とは、どんな子でしょうか?

簡単に言うと、塾なし学習のメリットを大きく感じ、デメリットの影響を少なくできる子、です。

塾なしに受検向いている子供
  • 習い事や遊びもやめずに勉強もしたい子
  • 誘惑や騒音に負けずに今日やるべきことを今日やれる子
  • 好きな科目しかやらない、などせずに苦手なことにも取り組むことができる子

などと、挙げてはみたものの、なかなかそんなこと初めからできる子などいないですよね。

学習習慣は少しずつ付ければよいと思います。ですので、条件があるとしたらただ1つ。

ここがポイント!
  • 勉強したいという意欲がある子

です。

同じことの繰り返しになりますが、一番大切なのは、勉強したいと思う気持ちです。

勉強することが楽しいのが一番理想ですが、勉強できるとカッコいい!くらいの気持ちでもいいと思います。勉強すること・できることに憧れを抱いていることが大切です。これを原動力に、困難があっても勉強を続けることができます。たとえ一旦中断したとしても、やっぱり頑張ろうと戻ってくることができます。

保護者に言われて嫌々勉強している状態は、保護者にとっても、子どもにとってもただの苦行です。

勉強が苦行にならないためには、勉強を楽しむ、勉強して成長することに喜びを感じる子であることはとても重要なことだと思います。

塾なし受検に向いている保護者とは?

では、サポートする保護者の方はどんな方が向いているのでしょうか。

私が考える条件は以下の通りです。

塾なし受検に向いている保護者
  • 共に学ぶ気持ちがある方
  • 子どもの成長を待てる忍耐強い方 (‟忍耐強く頑張ろう”と思える方)
  • イライラしても暴力を振るわない方

1つ1つ見ていきましょう。

共に学ぶ気持ちがある方

解答や解説が付いているとはいえ、子どもが自分ですべてを理解し、丸付けをするのは厳しいです。

それに対して、保護者は細かい学習には手を出さず、子どもが子ども自身の分かる範囲で勉強し、わからないところも解説を読んで、少し曖昧な部分があっても納得し、それまでの学習を糧に受検に臨んでみる、ということも可能ではあります。(当初、私はそのつもりでした。)

ですが、子ども自身が、わからないまま進むのが気持ち悪い場合や、合格したい気持ちが強くなった場合はやはり保護者の助けが必要になると思います。

学習内容について保護者が補助する事項は主に次の2つです。

  • 分からない問題の解説
  • 記述式解答の丸付け

過去問は作文もあり、記述式の解答も多いので、正解なのか、どこが足りないのか、どのくらい点数が付くのか、といったことは、実は保護者がみても難しいのです。子どもだけではなおさらです。ですので、やはり保護者のサポートが必要です。

先生でもないし、丸付けなんて無理!と思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫です!

中学受験の経験がない方、勉強が得意でない方でも、子どもと一緒に頑張る気持ちさえあれば、勉強を教えることはできます。通信教育も問題集も、基本的には子どもが自分で丸付けができるように書かれているため、小学生に理解できる内容で書かれています

大切なのは、投げ出さずに取り組もうと思う気持ちです。

また、都立の勉強は論理的に文章を組み立てたり、書いてある情報を的確に読みとったり、大人にとっても必要な能力を育てる勉強です。子どものために付き合ってあげている、という姿勢ではなく、一緒にスキルアップをしようと考えると、より有意義な時間に感じられるでしょう。

子どもの成長を待てる忍耐強い方 (‟忍耐強く頑張ろう”と思える方)

さて、ここからは塾なし受検で一番つらい点についてのお話になります。

塾なしの受検勉強で一番苦労するところは、子どもの勉強態度、細かい学習の遅れなどがいちいち気になってしまう点だと思います。中学生と比べてまだコントロールしやすいとはいえ、子どもは保護者が思うとおりに勉強したりはしません

中には、素直に話を聞き、返事をし、予定通り勉強に取り組むことができるお子さんも世の中にはいるのかもしれません。

が…

汚い字、説明を聞かない、返事をしない、何度も同じ間違いをする、指摘されると憤慨する、わからない問題にイライラして八つ当たり、もう受検はやめようと言うと嫌だと怒るくせにすぐに「やめる」と言う…息子はそんな感じでした。

私は決して忍耐強くなんてなく、怒鳴ってしまったことも数知れず、怒鳴っては反省し、学習方法を修正したり、何とか持ち直して頑張りました。

正直言って、ここが家庭学習の最も辛いところかと思います。

もともと忍耐強い方でなくても、毎回忍耐強く頑張ろうと決意できるならば良しとしましょう。

イライラしても暴力を振るわない方

前述の通り、子どもの学習に付き合うとイライラすることも多くあると思います。

こっちも人間ですから、いつも冷静に対処など、できませんよね。

ただ、暴力は絶対ダメです。イライラすると手を上げてしまう方は向いていないと思います。

受検勉強では思うように成長しない、うまくいかないことが絶対にあります。暴力手段に及んでしまう傾向のある方は、迷わず塾で先生にみてもらいましょう!

さいごに

いかがでしたか?

塾なし受検について知り、塾なしでもいけるかも!、塾なしはやめとこうかな、とそれぞれ思うところがあったでしょうか?

塾なし、塾ありの違いを知って、それぞれのご家庭に合った勉強法を選んでいただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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