銀本とは?必要?公立中高一貫校適性検査問題集 全国版について

問題集

銀本と呼ばれる問題集をご存じですか?

正式名称は「○○年度受検用 公立中高一貫校適性検査問題集 全国版」。

本屋さんの都立受検用の書籍コーナーに平積みされていることも多い、分厚い辞書のような銀色の表紙の問題集です。

通称「銀本」と呼ばれています。

今回は、銀本がどのような問題集なのかを説明し、買う必要があるかどうかを考えてみたいと思います。

銀本って何?こんな分厚い問題集必要なの??という方の疑問に答えられたら嬉しいです。

銀本とは?

みくに出版が毎年出版している全国の公立中高一貫校の1年分の適性検査を全て載せている問題集です。適性検査型の私立校の問題も数校分だけ載っています。

載っているのは、問題と解答例のみです。解説や解答用紙はありません。

実際の問題用紙よりも縮小されていて、細かい字になっています。

毎年、その年に行われた適性検査分がまとめられて、7月に出版されるようです。

みんなが持っている!?

息子が小学6年生の夏頃、書店で問題集を探していたとき、平積みされている銀本を見ました。

その厚さから、初めは問題集というより受検案内のようなものかと思いました。

こんな分厚い問題集、買う人いるのかな、と思いつつ、分野別の問題集を買って帰りました。

時は過ぎ…息子が模試を受けたいというので、早稲田進学会のそっくり模試を受けました。

試験終了後に有料で受けられる解説授業も受けたのですが、ふと横を見ると、隣りの生徒の机の上に辞書のような厚さの問題集が乗っていました。

すごいなぁ、重いのにわざわざ持ってきたんだなぁと思って、周りを見まわすとあちこちに銀の本が…

その解説授業で使うことはありませんでしたが、早稲田進学会では通常授業で使っているのかもしれません。

先生も勉強法として、「ペラペラと開いて、気軽にどんどん解いて」、とおっしゃっていました。

「あの本買わないとダメなんだよ、きっと」と息子に急かされて、調べて検討し、結果的に我が家でも購入しました。

なぜ銀本が必要なのか?

通塾なしの家庭学習で、取り組むことができる適性検査の問題は、

家庭学習で取り組む適性検査の問題
  • 過去問を分野別に集めた市販の問題集(もしくはすべての分野を1冊に集めた物)
  • 志望校の過去問題集
  • 通信教育での問題

です。実はこれらは集中して取り組めばわりと短期間で解き終わってしまいます

大人の感覚からすると、1つの問題集を完璧に解けるまで取り組む勉強法も普通ですよね。(教科型試験の理系科目においては、類似問題も多いので、1つの問題集に徹底して取り組むのも良い方法だと思います)。

が、適性検査対策としては、より多くの初見の問題に取り組む方が得策であるように思います。

なぜなら適性検査では、読み落としなく慎重に問題文を読むことが最重要ポイントであり、問題文から条件を見つけ出すことに重点があるため、前に解いた記憶が残っているまま読むと注意点に気付きやすく、難易度がぐっと下がってしまい、演習にならないからです。

同じ問題を何度も解いて解法を頭に入れる学習法は、あまり有効ではありません

というわけで、学習者としては「より多くの、解いたことのない良質な過去問を解きたい」わけです。

この要求に応えてくれるのが銀本です。

塾などでも銀本をコピーして教材として使ったりするようです。(毎年の良問を蓄積できることが塾の強みですね)

というわけで、我が家でも購入することにしました。

2021年度に受検した息子のために私が購入したのは2021年度受検用の1冊です。ちなみに購入したのは小学校6年生の12月で、12月末~1月中に取り組みました。

銀本の良い点・悪い点

銀本の良い点は

良い点
  • 問題数が多い。
  • 最新年度のものを選べば、最新の傾向がつかめる。
  • 最新年度のものを選べば、他の問題集の問題とは被らない。

対して、銀本の使いにくい点は

悪い点
  • 解答用紙がない。
  • 解説がない。
  • 字が細かい。(拡大コピーするとしても、本が厚いので本の真ん中辺りが黒くなり、きれいにコピーできない。)
  • たまに誤植がある。(おそらくタイトなスケジュールで出版しているのだと思います。みくに出版のHP上で訂正箇所が更新されます。)
  • どの学校の過去問を解けばよいかわからない。(都立の傾向とは明らかに異なる学校もあるので、選択して解く必要があります。)

使いこなせるのか、元が取れるほど取り組む余裕があるのか、少し考えてから購入した方が良いです。

いくつものいまいちな点があるにも関わらず、銀本をおすすめするのは、解く問題に飢えてしまうからです。

個人的には、時間に余裕がない場合や持っている問題集などで満足できる場合は、銀本に手をつけなくても良いと思います。

また、最新年度の都立の問題は、銀本がなくても、各校のHPから無料でプリントアウトすることができます

銀本を買わずにホームページに掲載されている学校の問題を全て解くという方針もアリだと個人的には思います。3年度分掲載している学校もあるので、問題数としてはかなりの問題数を解けるでしょう。

我が家では、直前期の息子は何かに憑りつかれたように問題を解きたがっていたので購入しました。

直前期は何かをしていないと不安な様子で、問題に取り組むという作業をすることで安心できたようです。

銀本は毎年出版されている問題集ですが、書店では直近のものしか見かけないので、過去のものが欲しければメルカリなどのサイトを使って求めるのも良いです。前年度の問題をやり尽くしてしまった場合は購入してもよいですね。

まとめ

以上、 公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称銀本)について、どのような問題集なのか、買うべきかどうか、についてお話させていただきました。

まとめると、

本記事のまとめ
  • もっと問題を解きたい、という要求に応えてくれる問題集
  • 使いにくい点があるのでその点は納得してから購入した方が良い

です。

我が家の銀本の使い方については、改めて他の記事で紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも塾なしで都立中高一貫校の受検を考えている方のお役に立てたら嬉しいです。

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