皆さんは緊張や興奮で眠れなかった経験はありませんか?
中学受検を目標に勉強してきた子どもにとって、検査当日はとても重大な日ですね。
真面目で繊細な子ほど、頑張ってきた力が試される一度きりの検査という状況に、検査の前夜は気持ちが高ぶってしまうかもしれません。
息子はクリスマス前日に楽しみ過ぎて2時に起きてきたという前科もあるので、少し身構えてはいたのですが、実際は思っていた以上に最悪の状況となりました。
けれど、結論から言うと、一日くらい眠れなくても大丈夫でした!
ああもう昨日眠れてなくて、うちの子もうダメなのかも、という方の励みになれれば幸いです。
前日は学校お休みで興奮気味に
事前に小学校の担任の先生の方から「試験の少し前からお休みしなくても大丈夫ですか?」というお話をいただきました。
中学受験は複数校受験する子も多いので、前後で1週間ほどお休みする子もいるようです。
また、気持ちを集中させるためや風邪をもらわないため、などの目的で前日や前々日から休む子もいるそうです。
休む目的としては、
- 風邪などをもらう可能性をできるだけ下げる
- 気持ちを高めて集中させる
- 勉強する時間の確保
があります。
私としては、あまり緊張させないために普通に学校に通わせたかったのですが、インフルエンザなどの脅威を恐れて2日間休ませることにしました。
それが良くなかったのか、イレギュラーな休日に前日は朝から興奮気味で、もう勉強はしなくても大丈夫だよ、という私の言葉に反して、なぜだか机に向かっていました。
何もしないでいるのは怖いけど、遊ぶ気持ちにもなれず、という状態だったのでしょう。
夕方頃からは作文で書くエピソードのチェックなどをしていましたが、どうにも落ち着かない様子でした。
いつも通りの就寝時間でしたが…
普通にベッドには入りましたが、23時ごろまで眠れず、ようやく寝たかと思ったら、1時半頃起きてきて「眠れない…」と。
私は翌日下の子の朝の準備をするのと検査会場に付き添う予定だったので睡眠をとり、夫に付き添ってもらいました。
「眠れなくても目を閉じて、深呼吸していれば体は休める」と言い聞かせ、背中を撫でていたそうです。
それから結局5時過ぎまで眠れず、明け方うとうとと眠れたので、出発ギリギリまで寝かしました。
実質寝たのは3時間ほど。しっかり深く眠れたのは1時間くらいでしょうか…
当日の朝
検査会場に向かう途中、マスクの上に見える息子の目は見たことないほど充血していました。
公共交通機関では、座れたら目を閉じてゆっくりしてていいよ、と言い、ほとんど話はしませんでした。
もともと話好きではなく、話さない息子でしたが、並みならぬ緊張感を感じました。
そんな息子を見て、心が折れそうになりましたが、保護者として、せめて手続きや道順、トイレ、などがスムーズに進めるように、そのことに考えを集中していました。
受付までの待ち時間
新型コロナウィルス感染防止対策のためか、当日受付までは長蛇の列ができていました。
同じの塾の子同士がリラックスして楽しそうに話していたり、周り全員が賢く見える中、息子と2人静かに立っていました。
待っていたのは屋外で、とても寒かったです。カイロを多めに持っておけば安心かと思います。
普段体温が高めで37℃台の時もある息子でしたが、受付のサーモグラフィーでは見たことのない35℃台を出していました。
最後まであきらめないで頑張ってきな
息子の充血した目を見ながら、合格できなくても十分頑張った、と感傷的な気持ちになっていた私でしたが、息子と別れる前に、「最後まであきらめないで頑張ってきな」と伝えました。
息子にはただ悔いを残さないように頑張って欲しかったからです。
振り返って…
検査後の息子は「難しくてできなかった」と落ち込んでいましたし、翌日には「間違いに気づいた…」と放心したりしていました。
適性検査Ⅰ(作文)では、1回書いたものの、途中で間違いに気付き、消して書き直そうとしたけれど、最後まで書き切れず、途中が抜けている状態で提出したそうです。
けれど、「最後の最後まで何とか諦めずに頑張った」と話してくれました。
そして、結果的に合格することができました。
まとめ
この記事では、受検前日に眠れなくて困った我が家の体験記を紹介しました。
- 一晩くらい眠れなくても気力でどうにかなる。
- 緊張が集中力を引き出すこともある。
- 諦めない気持ちが大事。
- 保護者も辛いけれど、落ち着いてサポートに徹しよう。
体調等優れない場合は無理しないことも大事ですが、一晩の寝不足くらいはどうにかなりました。
前日から当日にかけて、想定外の出来事も起こるかもしれませんが、どうか深呼吸をして落ち着いて。
受検生のみなさん、諦めずに頑張って下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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